355 名前:potemさん 投稿日:2003/10/12 18:24 >>354

若手の映画への流失危機

CMタレントのF1層向けファッションショーと化した最近のドラマを見るにつけ、どんな脚本でも食いつく層がいる事が日本のドラマ界の衰退を促したのは否定できない気がしますね。

>F1およびF2向けへドラマが特化していったのはテレビ業界を責めるのと同時に広告代理店や一般企業宣伝部の責任も問うべきでしょう。

そんな業界の連中は「自社の商品が売れればいい」としか脳にないでしょうから、別に小学生向け程度の内容のトレンディドラマでもCM見る人が多ければいいと言う考えなんでしょうね。

ぶっちゃければ意味不明と思うドラマでも視聴率さえ取れればCM見てくれる人がそれだけいるからいいという事なんでしょう。それに彼らが視聴率以外でドラマに口を出す事なんて「倫理面でダメだ」と言う事ぐらいですし。

無論、外野どころかファンですらない観客に過ぎない彼らの意見を重視する事が、日本のドラマをいかにダメにしたかは言うまでもないだろうけど。単刀直入に言うと日本のドラマ界にも「ナベツネ」がいるという事でしょうか。

>しかし今後、90年代のアメリカのテレビがそうであったように全体的に視聴率が半分ほどになるであろう5〜6年後にはちょっとは変化してる事を祈りたい。

それよりテレビ中心の俳優よりアメリカみたいに映画俳優の方が地位が高い状況になってくれればいいような気がする。

ミニシアターが中心だけど復興しつつある日本映画に、有力な若手俳優や女優が流れている現状は結果的にそうなりそうな流れだと思いますけどね。

だって特定の事務所による実力無視で寡占状態のキャスティングだと視聴者も次第にシカトを決め込もうという訳じゃないですか。現にそれが現状ですし、結果的に視聴率が10%切るのが普通になるのではないでしょうか?ドラマやってる時間にDVDで映画を見たりする層も増えるでしょうしね。

ただハリウッド俳優の場合はアメリカ国内でCMに出演すれば「落ちた」とみなされるから、日本の映画俳優も今後は広告界は黙殺し続けて欲しいですね。それで「TV俳優=B級」という位置付けになれば芸能界も変わると思うんです。

それと映画で育った俳優・女優を破格の待遇でドラマの主演にさせるというのもひとつの手段でしょう。映画界を若手俳優の生け簀と位置付ければドラマ界もシンクロして共栄できる訳ですしね。

この際だから日本のドラマ界には落ちるところまで落ちて欲しいですね。そこからいかに復興させるかが視聴率再建の鍵だと考えるんですが。