res440 名前:yeffiさん 投稿日:2004/ 1/14 1:12 >>439

ちょっと横レス

プロデューサーはともかく、龍居由香里さん、という人は、作品によっては悪くはないなぁとこちらは思っています。


と、いうのはいま東京地区では「白い影」の再放送をしていますが、はっきりいってキャスティングは相当な逆境だったように思います。elutoromoさんが言われる「モノを造る時の順番」は整っていなかったでしょう^^;;


それを、脚本の枢要の問題意識を残しながら、生命の破滅と善悪の彼岸と妄執的性という、比較的1970年代の男性的でシンプルといって良い構成を、、ドラマでの配役、時代背景をドラティックに換えた上で、かなり不満な部分もあるとはいえ、それなりに納得はできるストーリー編成にし、決して演技力に優れているとは言えない中居君に「NN病」の患者を作る程の出来に仕上げてしまいました。


この事は、例えば「北条時宗」を見事に空中分解させた井上由美子さんなどと比べると良いほうなのではないかなとこちらは思います。(ただ現在の仕事は知らないので仰るようにひどい事になってるのかもしれませんが^^;)


あと、広末涼子さんについて言えば、私生活で非常に素行の問題があり、麻薬に手を出した上に某有名私立大学をコケにするようなマネをしているので、仰る事はごもっともだと思います。正直こちらもそういう風に見ていたのですが、ここ一〜二年くらいのドラマでちらちらと見る限りでは、かつての透明感を前面に出したイメージ戦略と異なり、確かにある程度は表情の豊かさや演技力のようなものがそれなりについてきてはいるように見受けられはします。勿論「演技派」などと言うのは過大評価だとは思いますけれど^^;;


ドクターコトーはとても良かったと思います。少なからぬ人がミスキャストと思った吉岡君が原作と異なる意味で大ハマリ役でした。純君と違うハマリ役はこのドラマがはっきりいって最初ではないでしょうか。総じてキャスティングに疎漏も無かったし、起承転結が明確でしたし、緩急のつけ具合、それぞれのシーンの移行の仕方も大抵の場合は無理が無く良かった。前評判がそれほど高く無かったのに視聴率20%寸前までいったのは、故があることと思いました。と同時に、視聴率という指標はやはりそれなりに内実が伴う事もあるのだなとも。