341 名前:siro 投稿日:2003/ 9/14 1:34 >>339

たしかに

そのとおりです。ただしTBS⇒オスカーとTBS、と、すべて入れ替えて読んでみれば、もっと真実に近くなるのでは・・・と思います。

実際のところ、育てたり一押ししたり、落胆したり、水泡に帰したのはオスカーのほうでもあります。TBSはまた新しいのを見つければいいかもしれませんし、上戸採用にあたって、ギャラも大量に払った反面、キックバック等、オイシイ思いをしたのかも知れませんが、オスカーは丸損でしょうし、世間に、何だ、捨てた上戸の後釜じゃないか・・と勘繰られますし。

TBSは、フジのように、ぱっと出の、旬のタレントを大量に使うことをせず、選ばれた少数の役者を、じっくり使いつづける戦略をとっています。今回は、その戦略が裏目に出てしまったのではないかと思います。

少数精鋭、集中投資がゆえの失敗とでも言いますか。でもそれが誤りだとも、逆の戦略の、数打ちゃ当たる方式、分散、リスクヘッジ投資方式が正しいともいえません。野球のキャッチャーや、企業での幹部候補の育て方のように、これぞといった少数の人材を、多少失敗しようが、”奴にはいい経験になっただろう”などとわりきって、我慢強く使いつづける。逆に、大量の新人を少しづつ使い、失敗したらすぐ捨てて、新しいのをどんどん使い、お互いの競争意識を高める。どちらが正しく、どちらが間違っているともいえません。それぞれメリットとデメリットがある。あっちをとればこっちが立たず。というところです。

上戸に関して、オスカーとTBSは協力関係だった、だからどちらにも責任があるでしょう。ですがTBSは、ウチは、オタク(=オスカー)の言ったとおりに、これだけ精一杯やった、それでダメだったんだから、だからオタクが悪い・・と責任のなすりつけができます。優勢な立場です。(逆にオスカーが上戸個人にたいしてもまったく同じ強弁ができます。上戸という個人に対して、組織であるオスカーが、いかに優勢な立場なのか想像できます)

あるいは契約の問題もあるかと思います。実際TBSは、上戸がこんなにも低迷するとは、何年か前に契約した時点では判らなかった。だが契約は残っている。だから上戸をしばらく使うという、初期の契約どおり、ずっとドラマには出させてはいるが、現場の士気も低下していて、投げやりで質の悪い内容となってしまっている。ホントは、TBSは、失敗した時点で、すぐにでも違うのに変えたい。このまま使いつづけても、彼女が立ち直るとはとても思えない。だが契約は契約だ・・・だけどこれは、集中投資=ハイリスクハイリターンの宿命だからしょうがない。これを恐れていては、何もできないよなあ・・というのがTBS側の本音かと思います。

結局は、TBSの構造的な問題であって、常盤さん等、それで成功した人もたくさんいるわけですし、TBSが一概に悪いとはいえないと思います。