322 名前:siro 投稿日:2003/ 9/ 4 17:10 >>319

前レスのつづき

前レスでドラマとファッションについて言いましたが

ドラマとファッションの癒着の最終形態が、藤原紀香だったんではないか?と思う。彼女の演技とか、出演したドラマ話の筋とかは、どうでもよかった。FANのノリカチェックとか、ワイドショーのファッションチェックの延長線上に、彼女主演のドラマが位置していた。いわば化粧品や洋服の宣伝ウーマンであって、役者としての存在ではなかった。だから、あなたの人生お運びしますなどの、ファッションの宣伝とは無縁のドラマでは失敗した。まあその前に演技の問題でもあるけど。

業界が、こういう人の存在を許してしまった。これが最大の問題だったんだと思う。ファッションリーダーは、あゆにしろ、ノリカにしろ、どことなく胡散臭さが漂う。彼女達に漂う、資本主義臭さが、なんとなく歴史的重みを感じ出せないような気がする。昔から芸事は所詮河原なんとかの仕事(放送禁止用語)だせ・・・と言われるように、芸で勝負する人たちは、派手に見えるが、どことなく哀愁を感じさせる雰囲気を、公私ともどももっている。これは今の”正統派の”芸能人にも当てはまる。だがノリカやあゆやタトゥーにはそれが感じられない。資本主義にどっぷりと浸されている彼女達は、吟遊詩人、歌舞伎役者のように、歴史的な前例というものが無く、メディア資本主義の発達と共に、突発的に、社会に現れた。だから世間は、歴史的連続性が無い彼女達を、何だか奇妙な存在だと感じる。そういうことではないかと・・・

A  ○○って、どんなドラマだったっけ

B  たしか、藤原ノリカがでてたやつ

A  で、どんな話だったの?
 
B  何だかよく覚えてないけど、
   とにかく藤原とかが出てたドラマだった、てのは覚えてる 

A 何それ、全部見てたんでしょ。ヘンなの。意味無いじゃん。