321 名前:siro 投稿日:2003/ 9/ 4 16:44 >>319

たしかにそうなんだけど。
話の面白さや、役者の演技で話題をとり、人気ドラマになるのではなく、ファッションや風景を見せ場にして話題をとりにいく戦略をとってしまった。これこそが間違いの元でないかと。
昔は、もともと面白いドラマがあって、それに付随するようにして、ファッションやロケ現場が話題となるようになった。だから話がつまらないドラマに出ている出演者のファッションは、そもそも話題にすらならなかった。だがそれをはきちがえて、話はつまらなくても、ファッションやロケ現場で話題を取れば、話のつまらなさをカバーできる。製作者がそう思うようになった。話のおもしろさに力を入れるより、内容以外の話題性で企画を立てるようになった。ファッション業界、地元旅行業界との癒着も望めるので、制作費も浮く。こりゃ万万歳ってなことで、そんなドラマがたくさん作られるようになった。そういうことではないかと。


面白いドラマだから、ファッションが話題になる

ではなく

ファッションが話題になるドラマが、面白いドラマである

とはき違えたわけ


どの分野だって、成功したもののいいとこどりはできない。CMクイーンは、ドラマクイーンへの登竜門である。CMを制すれば、必ずドラマを制する事が出来る。この大前提が、藤原、米倉、菊川バブルの崩壊によって明らかとなった(そもそも演技とCMは全然違うし、ましてや静止画像である、モデル分野なんて全くの畑違い)ように、ドラマ制作の分野でもそういう履き違えが幅をきかせてしまった。これが現在の低迷の原因かと思う。

だから初心に立ち返って、ドラマは話の内容で勝負すること。これに尽きると思う。