308 名前:siro999999 投稿日:2003/ 8/30 14:42 >>307

視聴率なんですが

いいドラマであればあるほど、CMをはさまれるのがうっとおしい。だから、いいドラマほど録画したがる。逆にそうでもないドラマは録画しない。あるいは、回の途中から観て、余りにも出来がいいドラマこそ、ちゃんと最初の回からみたいものなので、あえて途中からつづきを見ずに、あとでレンタルになったら観ようとする。それ程でもないドラマだったら、途中から続けてみて、例え話がわからないところがあっても、気にしない。だから作品の出来栄えが余りにもよい、よくテレビを越えた水準だ、といわれるような水準までいくと、かえって、視聴率の上昇に貢献しない。だから一つの作品に、予算、マンパワー共に入れあげるのはコスト的に割に合わない。そのままだと、凄くつまらないやつを、ちょっとしたエネルギーで、なんとか見られるモノに格上げする。作る側は、このぐらいの力の配分が、一番、コスト的に割が合う。

全体の視聴率で観れば違うが、作品の水準をあくまで一個人から見れば、レンタルで金を払ってでも観る作品>録画して好きなときに何回でも観られる作品>リアルタイム視聴作品>見ない作品 ということです。レンタル作品の場合、地上波放送は、あくまでもその人が後でレンタルするうえでの、プロモーションにしか過ぎない。ということでしょうか。無料ですし。

でも、個人では無く全体を考えてみても、上の2作品(レンタル、録画)は、視聴率に反映されません。ですから、もしなるべく正確なデータに近づけるには、初回放映から数年後に、”セル、レンタルのDVD、ビデオ売上(回数)+本放送、再放送の累計視聴率”、このデータをとって、果たして(述べ)何人が観たのか統計を取らないと、意味をなさないのではないかと思います。

また、よく、単純に計算すれば、バラエティーのほうが視聴率が取れるし、予算も少なくて済む。何故ドラマなんか止めて、みんなバラエティートーク番組枠にしないのだ。という意見がきかれますが、やはりドラマは当たればセルDVD、レンタル、アジア諸国への放映権、原作権売却などで、末永くかせぐことができるので、それが出来ない、バラエティーなどの、そもそも種類の違うジャンルとは、単純に視聴率で比較は出来ないと思います。





また、話は変わりますが、よく映画で、観客動員数と、作品の質は全く一致しない、と言われますが、ドラマも全く同じ傾向があると思います。映画をたとえにとってみても、

⇒たとえ観客動員数が多くても、そもそも莫大な宣伝費がかかっているので、赤字の作品がある。

⇒じゃあ、利益の面で比べてみればどうかといっても、黒字作品が必ずしも良作とは限らない。予算をケチって、細かいところを手抜きしたら台無し。それだったら赤字覚悟で金をかけるべき。そのぶんの支出の回収に成功して黒字化できた作品こそ、良い作品、出来なかった作品はダメな作品、というかと、そういうわけでもない。

⇒じゃあ、ナントカ賞といった、権威ある賞を目安にしてみても、主演に力の無いプロダクションの作品は、例え良作だとしても賞にひっかからないことが多い。

⇒じゃあ、どうすればいいんだ?(袋小路におちいる)

⇒結局、個人単位で考える場合、作品を見る数をこなすしかない。社会全体の、作品のランク付けに関しては、そもそも正確な数値をはじき出すことは、不可能。感動とか美とかを、統計などの数値では評価できない。

作品の質を客観的に判断するって、ほんとにムズカシイ。