369 名前:potemさん 投稿日:2003/10/23 12:10 >>368

ドラマのベクトルの変化

なぜ90年代がモデル系女優が主体になってしまったのかは、やはりハリウッドの恋愛映画の影響も多いのではないかと思うんですけどね。

あの当時の「プリティウーマン」や「ゴースト」や「ボディーガード」といった映画のヒロインの姿に当時のOLが憧れを抱いた。ハリウッドの女優はスタイルが良く、アメリカ命の日本人としては彼女らに負けない女優を求めて動いてしまった。その結果が演技力二の次の見映えだけいいモデル系女優の全盛期となってしまった。

それに「JJ」「CamCan」などで活躍するモデルにはOLたちの思い入れもあったから、それが却って火に油を注いでしまった形になったのでしょう。

しかし90年代も末期に入り2000年代にかけての今の時代は、韓国映画をはじめとする東洋系の映画の評価が高まり、日本映画も国際的に真っ当な評価を得たせいか、日本のドラマも次第にストーリー重視の傾向が高まってのだと思いますね。

結局は虚飾に満ちたバブリーなハリウッドよりも、身の丈に合った真っ当な物語の方が本当に見たいドラマだったという事だったのでしょう。そうなると女優のスタイルなんて二の次で、むしろ演技力が問われる事になります。

結局グローバル化とは言え、いくらスタイルが本場並みの日本人でもアメリカ人に勝てるなんて事は間違いなくあり得ない事態ですし、それなら自国の女性の魅力を
ピールできる日本人的な女優の方が世界に対しては有利に働くと気付いた訳です。むしろそれが真っ当な意識だと思うのですが…。

モデル系女優があぶれるのはもはや必至といった感も否定できませんね。最近出たモデル系でも長谷川京子はむしろ身長は低い方ですし、丈の長い女優の流用先が見つからなくなるという深刻な事態もこのまま発生する事でしょう。

しかし日本のドラマの流れは本当に「外圧」でもないと変化しないのかと
正直な話情けないといった感じがしますね。