261 名前:siro 投稿日:2003/ 7/30 21:55 >>260

>納得です。siroさんの書き込みに集約されてますね。


賛同していただいてうれしいです。


私が思うに、大手事務所の”迂回戦略の履き違え”がここまでこじれてしまった原因かもしれません。


男優はあまり詳しくないので、女優に絞って分析(大層なことではありませんが)してみますと。


(10代前半)メジャーなCMに出演⇒CM美少女図鑑で特集される=その傍ら、若者向けドラマや、本格派ドラマのチョイ役をこなす、歌も歌うことがある⇒(10代後半)本格派ドラマのヒロイン役で世間に認知


30前後では深津、常○(自動レス防止策)、20台半ばでは矢田、中谷、20台前半では広○(同左)、柴崎、すべてこのパターンです。深津などは本格派のイメージが強いですが、元はCMで注目出されたクチです。ですがそれもテレビ東京の若者向けドラマ等での演技を見た関係者が、この子はぱっと出ではない、長続きするタレントだということを踏んだ上で、力をいれて売り出した・・というのが本当でしょう。つまり純粋なCMクイーンなどもともとは存在しなくて、演技の実績、素質、そしてドラマでの存在感など、他に何らかの裏づけがあったうえで、CMでの大プッシュををされるということでしょう。タレントにとってCMとは、有名人にとっての講演会みたいなものと考えればわかりやすいかもしれません。有名人の、講演のギャラが高いといっても、それは他に何らかのウリを持っているから高いのであって、講演するだけのプロは、存在しない・・・これと同じかと思います。
ですから、”私、脱いでもすごいんです”の人とか、松本孝美鷲尾いさ子等の、別に業界がイチオシしたわけでなく、演出の妙で、たまたま予想外に注目されてしまった人たちは、後が続かず、すぐに消える運命にあるようです。


ですが、大手事務所が、ドラマ出演で地道にプロデューサーのおめがねにかなうよう頑張るなどという、直接的な戦略は止めて、直接バンバンCMにでまくって、注目されまくっておけば、どんなに年を食ってしまおうがいずれ強力なコネでドラマ畑に進出できる、こっちの方が間接的だけれども有効ではないか・・つまり10代のうちは、演技のキャリアなど積まなくていい、プロデューサーのコネより、政財界や芸能界のドンとのコネ・・・・そう考え始めた・・・・ところが、そういった”後発組”が、いざドラマに進出しようとしても、そのドラマ畑には、既に十代前半からキャリアを積んで、プロデューサーと相当なコネを築いている”生え抜き組”がいる、幾ら世間での知名度が高いといっても、そこに食い込むのは容易じゃない・・そこで、芸能界のドン、政財界とのコネがここで有効になってくる・・・メディアをバンバン使うことができるので、連中はプロデューサーと寝て仕事を取っているとか噂を流したり、演技では到底太刀打ちできないので、私生活の方を攻撃したりといった戦略をとれる。イメージをぶち壊して、自分がイメージ戦略上で優位にたって、ドラマのスポンサーに気に入られるようにする。つまりは”生え抜き組=プロデューサー”のラインにたいして、”後発組=マスコミに顔が利く大物”のラインは、落し、乗っ取りをかけている・・・今、こういった二組の対立状態自体、スキャンダルネタ、楽屋裏情報、あるいは○○VS○○、どっちが勝ちだ、とかいうような好感度対決など、マスコミ等のいい飯の種になってしまい、また世間もすっかりだまされてしまって、事情ツウ、ドラマに目が肥えているファンを、いらいらさせている原因なのかもしれません。