433 名前:elutoさん 投稿日:2004/ 1/13 1:32 >>431

ドラマ低迷の理由

平たく言えば面白くないからだろうな。
薄っぺらくなるのにも理由がある。実際には何でもありの世の中になってるのにドラマの世界ではタブーが増えすぎた。禁則を破らないようにすると自然と同じようなモンが出来上がる。

その禁則はキャストの組み合わせだったり、下手なタレントしかいない事務所のゴリ押しだったり、そのまた事務所の売れ筋の奴を使わせてもらう為にそこの下っ端に主役張らせてみたり。


政治色も出せない。パニックSFも駄目。差別的に見えるものも駄目。でも何故か犯罪はOK。
見る側も悪い。一面だけを見て下らない文句をつける。どんなに強引でもハッピーエンドにしたがる。出演者に演技を求めない。好きなタレントそのものが出てれば何でもいい。基礎的な一般教養すら身についておらず、いちいち説明がないと理解出来ないバカ。


結局わかりやすく明るく楽しい、でも内容がないバカドラマが視聴率を取り、取れるんだからとその手のドラマばかりが焼きなおし焼きなおしで繰り返し作られる。二番煎じ、三番煎じは通り越し、既に出がらし。最初にウケたものには何かしら理由がある。伝えたかったものが伝わったからいいドラマと呼ばれる。その後のものは姿を真似ただけのパクリでしかない。
脚本家も主人公(売れてるタレント)だけが中心のストーリーを作る。それ以外の人物や出来事はおざなりに流す。


しかも複数の脚本家に指示通りの内容を書かせるプロデューサーがいる。当初から枠がせいぜい10話・11話ならば話が一貫するよう一人に書かせるべき。かといって名が知れてくると脚本家も傲慢になってつまらない出来の悪い作品でもでかい面をする。


結局いいものを作ろうとしてないからいいものが出来ない。本当にいいものを作ろうとしたらしっかりとしたプロデューサーの「こういう作品を作る」というビジョンがあり、そこから生まれるしっかりとした脚本があり、きちんと演じられる俳優・女優を集め、練り上げられた演出をし、作品を盛り上げるいい劇伴をセレクトあるいは作曲されたものを挿入し、最後まできっちり仕上げたものを放送しろ。


いいものさえ作ればタレントに頼らずともちゃんとウケんだよ。