419 名前:anckeさん 投稿日:2003/12/14 2:57 >>1

このトピを通して読ませていただきました。

ドラマが、いつから急につまらなくなってきたかというと、
思い当たるのは2001年の夏です。
そして、誰がドラマをつまらなくしたかといいますと
それはフライデーではないかと思います。


このトピの常連さんの投稿にもあったとおり、
一昨年の夏には、野島伸司のドラマで
主役を張っていた俳優が逮捕されたり、
スマップのメンバーが逮捕されたり、
ドラマ界は多くの人材を失いました。


そして、若手の女優で、
堂本剛さんとか、さんまさんとか、
田村正和さんなどと共演して、
最も安定して視聴率の取れる女優さんが
フライデーされてしまいました。


(そのころ出ていたドラマも、
 出来ちゃった結婚って、今考えると面白いです)


一昨年の夏ごろは、今日、結婚発表したこの女優さんが
フライデーなどの影響でイメージを悪くして、
ドラマで使いづらくなったとかいわれていました。


また、NTTなどのCMも降板して、かわりにたくさんの人が、
NTTのコマーシャルに登場しました。
そして皆、当然のように、
続々とドラマの世界に進出していきました。


でも、こういった人たちが出演していたドラマって、
みんなひどいものばかりでした。


加藤のやんぱぱとか、
本上の嫉妬の香りとか、
井川の空から降る一億の星とか・・・


演技が、とてもじゃないけど、みちゃいられなかった。
NTTのアイドルから、ドラマのアイドルへ・・・・
っていう流れは、誰もが成功するわけじゃないのに。



また、この人が歌をやめたころに、
かわりにアイドル歌手で出てきた、
ホリプロのグループのメンバーの演技もひどかったです。


安西ひろこや優香のでていたドラマとかも、
危なっかしくて、みちゃいられなかった。
ドラマ出るな!って叫びたかった。


アイドル歌手から、ドラマ界のアイドルへっていう流れも、
やっぱり・・・トホホ。


ですから、こういう流れがあった、一昨年以来から
なんだか、ドラマに出ている役者さんや、事務所が、
やる気をなくしてしまったというか、そんな気がします。


なんだか女優さんも、
一生懸命演技を磨いてもしょうがないや、
事務所も、一生懸命タレントを発掘したり、育てたりしても、
無駄ではないのかと思ったのではないでしょうか。


どんなに一生懸命がんばって人気者に仕立て上げても、
どんなにいい人材を発掘しても、
フライデーに目をつけられて、
狙い撃されちゃったら、すべてが水の泡。



そんなことより、
どんなに演技がへたでも、どんなに人気が無くても、


芸能界に顔がきく権力者の愛人のタレントだったり、
ちゃんと大学に通ってたので、マスコミに批判されないタレントだったり、
人付き合いが苦手なのでスキャンダルが出にくいタレントだったり、
バックが怖いので、スキャンダルが表ざたにならないタレントだったり


これからは、こういう人たちを抱え込んだり、
そういうことにエネルギーを注いだほうが
事務所にとって有利ではないか。。そう思ったことでしょう。


そして、テレビ局にとっても、こういう人たちを起用したほうが、
都合がいいと思った。ドラマの製作者も、こう考えたんでしょう。
放送中に、フライデーされるんじゃないかとヒヤヒヤしなくて済みますし。


それで、女優や、その所属事務所のやる気の無さに影響されて、
テレビドラマの製作者も、やる気をなくしてしまった。


とにかく、出演者達が、
フライデーとかのマスコミに悪く書かれさえしなければ、
何でも許される。他がどうだろうとOK、
たとえ駄作だろうと、演技が下手だろうとかまわない・・・


こんな認識であれば、ドラマ界だけでなく、
芸能界全体がモラルハザードが起こるのも、当然だと思います。


とにかく、演技がダメだとか、
人気が無いので数字がとれないんじゃないかとか、
そんなことよりフライデーを心配しろ。


このような風潮がでてきたのが、
2001年の夏ごろからだったのではないかと思います。


ドラマに出演している芸能人の、
週刊誌やワイドショーでの情報の洪水に、
嫌が上にも影響されてしまって、
視聴者も、ドラマの内容の面白さとか、そんなことはどうでもよくなって、
でている役者たちのプライベートな情報を、
ドラマを見ていても払いのけることが出来なくなってしまった。


その人がドラマの登場人物として出てきても、
その役の人物として見ているのではなく、
ワイドショーとか、週刊誌とかにでている芸能人としてしか、
見られなくなってしまった。


こういう傾向が、あの年以降、はなはだしくなってきた。
それでドラマがダメになってきた。そう思います。


せっかくの有能な人材を大切にしないで、ヘンなのばかり起用する。
これじゃあ、これからも、ドラマは衰退する一方なのは、
明らかですね。