381 名前:siro 投稿日:2003/10/29 18:14 >>380

悪魔と取引してしまったテレビ局
一旦、やらせ、過剰なお色気シーンなど、正攻法ではなく邪道で成功を勝ち取ってしまったテレビ局は、その誘惑から逃れきれず、知恵を振絞った面白さの追求という正攻法をめんどくさがってしまい、それ以外の、邪道の手法しかできなくなります。社会生活で、一度楽な道をとってしまうと、たとえそれが犯罪だろうが、あとで何倍になって自分に跳ね返ってこようが、二度と普通の生活に戻れない・・これと同じです。


お色気の次は、やらせ、その次が視聴率操作。これは普通の人たちが見ても明らかにわかるパターンでしたが、やらせの次、視聴率操作の前に、さらにもっと重大な”悪魔”と取引してしまいました。今考えると、これがもっとも悪性のガンだったのかもしれません。


東野幸治と、今田耕二が司会の芸能界暴露番組がありましたが、その中で、某大手芸能事務所を離脱してオートレーサーに転向した男性タレントの、誹謗中傷のタレコミ情報を流していました。もちろん、根拠も何も無く、事務所離脱をするとこんな怖い目に合うぞ・・・という見せしめ、脅迫以外の何者でもありません。


そのほかには、あるアイドル系の女優の下半身事情を暴露した情報、精神的に不安定とされる女優の、飛行機機内での態度を暴露した情報などがありましたが、根拠のある無しにかかわらず、最も問題なのは、中傷した人物が、明らかに、誹謗の対象と仕事を奪い合う関係である、同年代の女性タレントであったということです。


この吉○沙耶香の所属事務所には、同じようなキャラクターとして榎○加奈子がいましたが、彼女も他の番組で”二千年の恋”出演者の金○武を中傷していました。明らかに中○美穂への援護射撃です。


実は、彼女達は、十代半ばのころは、共に将来を期待された大型アイドルでした。しかし、思わぬダークホース、強力なライバルが突如現れ、彼女達は、脇に押しやられてしまいました。いつしか、業界や世間の関心も、彼女達から、彼女達が誹謗していた対象の”ダークホース”達に移りはじめ、所属事務所の経営も苦しくなってしまいました。


そこに目をつけたのが某大手芸能事務所です。彼女達を事務所ごと身請けすることと引き換えに、彼女のテレビでの発言は、大手事務所の意向に沿ったもの、つまり言いなりになってしまったのです。ヤクザ用語で言うところの、鉄砲玉にさせられたわけです。


彼女達も、あの若さで毒舌タレントに身を落としたわけですから、同世代の皆から嫌われ、肩身の狭い思いをしなければなりませんが、なにぶん言うこと聞いていれば芸能界で延命できるし(現に榎○などは、あの時以来一時期持ち直しました)、背に腹は代えられない、自分の仕事を奪ったにっくき商売敵を攻撃できるので、鬱憤晴らしにもなる。連中の仕事を奪ったという理由だけで攻撃される、実力、人気共に遥かにそいつらを凌駕している、ライバルである、弱小事務所の女優達は、たまったもんではないんですが・・


ですが、局側から”こんな偏った情報は流すわけには行かない”と、拒否されてしまえば何の問題も起きないわけです。ですから局が正当な理由で拒否できるにもかかわらず、あえてそれを放送するというのは、まさに大手芸能事務所という、お色気、やらせに次ぐ”悪魔”に魂を売ったことに他ならないのではないか・・・・と思います。